スピード指向が強いクイーンS

近年の傾向と推奨馬800200

【近4年傾向Pickup】※函館開催の昨年を除く直近4年の傾向

・近2走以内に1600m出走馬(函館開催の昨年を除く直近4年で2勝、4人気以下で馬券に絡んだ7頭中4頭も該当)

・近2走以内に、上がり順位5番手以内の末脚の実績も有効(過去5年で4人気以下で複勝圏内に好走した7頭中4頭が該当)

・1600m以下で勝利実績を持つ馬も走る(20年11人気1着レッドアネモス、19年9人気3着カリビアンゴールドなど、該当馬は毎年のように穴で好走)

・父か母父が、サクラバクシンオー、クロフネ、ダンチヒ系、ミスプロ系など、スピード、スプリント指向の強い種牡馬を持つ馬(過去4年で4人気以下で複勝圏内に好走した7頭中5頭が該当)

・ヴィクトワールピサ、ステイゴールド、メイショウサムソン、マンハッタンカフェ、キングカメハメハ等々、右回り&小回りコースのG1実績種牡馬の産駒も毎年走る(中でもヴィクトワールピサ産駒は19年20年と連続で連対、合計3頭が馬券に)

【総括】

函館開催の昨年を除く、直近4年のクイーンSで複勝圏内に好走した12頭中8頭は、近2走以内に芝1600m出走馬という共通項。

開催前半の良好な馬場コンディションで行われやすく、いわゆるマイル寄りのスピード指向が問われやすい牝馬限定の重賞競走。

また、この傾向に伴い血統的にもスピード、スプリント指向の強い種牡馬を持つ馬が有利の傾向も。

一昨年11人気1着レッドアネモスは、母の父が言わずと知れたスプリント王者のサクラバクシンオー。

2019年9人気3着カリビアンゴールドの母父Cape Crossは、ワールドクラスのスプリント血統で、日本でもシンコウフォレストやメジロダーリングなどの1200mG1実績馬を輩出したGreen Desert系種牡馬。

以上を踏まえて推奨馬は下記の通り。

メイショウミモザ…前走ヴィクトリアマイル(東京芝1600m・G1)からの臨戦で、2走前の阪神牝馬S(阪神芝1600m・G2)では上がり順位3番手の末脚で1着。近走マイル戦出走馬、上がり上位馬の期待値が高いレース。血統構成はハーツクライ×フレンチデピュティ。母父フレンチデピュティは1200mG1好走馬も輩出したスピード指向の強い種馬。一昨年2着ビーチサンバ、2017年の勝ち馬アエロリットは、何れもフレンチデピュティを父に持つクロフネの産駒。右回り&小回りコースのG1実績種牡馬の産駒も有利で相応の実績を持つハーツクライ産駒であることも強調材料。また、ピックアップの詳細通り1600m以下で勝利実績を持つ馬も有利の傾向で、自身の全勝ち鞍5勝がマイル以下の距離であることも有利。

フィオリキアリ…直近2走は何れも上がり順位3番手以内の末愛を計測。母父Successful Appealは、米国の快速型で日本では同週に行われるアイビスサマーダッシュ血統としても知られるマッチェム系種牡馬。近走は中距離戦をメインにする戦歴も3歳時は1400m戦で完勝した実績を持つように、本質はスピード指向の強いキャラクターで当レース向きの1頭。

ウォーターナビレラ…2走前の桜花賞(東京芝1600m・G1)ではハナ差の2着。前走のオークスはスタートの出遅れも少なからず響いたものの、距離超過も明白だった参考外レース。1600m以下で実績を残すスピード指向の強い戦歴は当レース向き。母父キングヘイローは芝1200mG1レースの勝ち馬。20年11人気1着と大波乱を演出したレッドアネモスも、母父が1200mG1馬サクラバクシンオー。スプリント指向の強い種牡馬を持つ馬も期待値が高いレース。

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