変則距離でリピート率が極めて高いエルムＳ
【近５年傾向Pickup】
・前走１８００ｍ以上出走の距離短縮馬(過去５年で単勝４人気以下で３着以内に好走した８頭中５頭が該当)
・近２走以内に上がり順位５番手以内の末脚実績馬、前走ダート重賞で５着以内馬も走る
・ストームバード系、ヴァイスリージェント系、ボールドルーラー系など、米国の名血系が走る、特にヴァイスリージェント系(ヴァイスリージェント系の血を持つ馬は過去４年連続で合計５頭が複勝圏内に好走中)
・ロベルト系、グレイソヴリン系、サドラーズウェルズ系など、重厚なスタミナ血統も有効(昨年は該当馬が馬券内独占で３単１４万円超)
・パーソナルラッシュ、ジンクライシス、オーロマイスター、エーシンモアオバー、クリノスターオー、ドリームキラリ、ハイランドピーク等々、同じ馬が幾度も好走する傾向も顕著
【総括】
過去５年のエルムＳは、当日単勝４番人気以下で複勝圏内に好走した８頭中５頭が、前走１８００ｍ以上出走馬。
距離短縮馬に相性のいい重賞競走。
また、中央競馬会で施行されるダート１７００ｍ重賞はエルムＳが唯一。
この背景もあってか、当レースは、いわゆるリピーターの好走率が極めて高い傾向も顕著。
それら詳細は、ピックアップを参照。
以上を踏まえて推奨馬は、サトノティターンです。
前走のスレイプニルＳ(東京ダ２１００ｍ)では、斤量５９キロを背負いながらも、メンバー３位の末脚を繰り出して僅差３着。
前項の詳細通り、距離短縮馬が圧倒的に有利のレースで、今回は３キロ減ともなる斤量面の上積みも十分。
血統構成は、シンボリクリスエス×Deputy Minister。
ピックアップの詳細通り、母父は、近年のエルムＳの特注系統ヴァイスリージェント系種牡馬。
ヴァイスリージェント系の血を持つ馬は、過去４年連続で合計５頭が複勝圏内に好走中。
今年の出走予定馬の中で、父か母父ヴァイスリージェント系の該当馬は、本馬１頭のみ。
尚、本馬は昨年の当レースで３着に好走。
こちらも前項の詳細通り、ＪＲＡ唯一のダート１７００ｍ重賞ということもあり、リピーターの好走率が極めて高い傾向も当レースならでは。
ロードゴラッソも距離短縮ローテ。
父ハーツクライは、昨年の勝ち馬モズアトラクション(父ジャングルポケット)と同じ、トニービンの血が強調された種牡馬。
かつてのエルムＳで２度の好走歴を持つクリノスターオーも、トニービンの血を色濃く有するアドマイヤボス産駒。
小回りコースで消耗度も高いエルムＳは、スタミナの絶対値に優れたトニービン系の血もフィットします。
ウェスタールンドは、前走のアンタレスＳ(阪神ダ１８００ｍ)が、上がり最速の末脚で１着。
ピックアップの詳細通り、距離短縮馬に加えて、近走上がり上位馬も期待値が高いレース。
父ネオユニヴァースも、札幌ダ１７００ｍ戦のリーディング上位サイアー。
ハイランドピークは、昨年２着、一昨年３着と、当レース、当舞台におけるスペシャリスト的キャラクター。
叩き２戦目の臨戦過程も陣営の青写真通りで、ここは３年連続の好走にも期待できるでしょうか。
その他、大穴で面白い存在は、アディラート、ワンダーリーデル辺り。
どちらも父、母父ともに当レースの実績系統で、近走上がり上位の実績馬。
【推奨馬】
サトノティターン
ロードゴラッソ
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