タフな馬場で差しが決まる近年のシルクロードＳ
【近５年傾向Pickup】
・毎年大荒れ必至の傾向(過去５年で馬券に絡んだ１５頭中１０頭が当日単勝４人気以下、１０人気以下も５頭が馬券に)
・近年はスタミナ指向で、近２走以内に上がり順位５番手以内の末脚の実績が有効(近２年で１１人気以下で馬券に絡んだ３頭は全馬が該当)
・上級条件の京都１２００ｍ戦の勝利実績も有効(過去５年で馬券に絡んだ１５頭中１３頭が該当)
・父ミスプロ系が抜群に走る(過去５年で馬券に絡んだ１５頭中１２頭が該当、直近３年は馬券に絡んだ９頭中８頭が該当)
・母父トニービン、母父サンデーサイレンスなど、中距離血統も有効(該当馬は過去５年で５頭が馬券に、そのうち３頭は７人気以下の人気薄)
・近年のタフな馬場を踏まえれば、今後は父サンデー系の期待値が上がる可能性も(昨年も１１人気２着馬が父サンデー系)
【総括】
直近２年のシルクロードＳで、当日単勝１１番人気以下で馬券に絡んだ３頭は「近２走以内に上がり順位５番手以内」の末脚の実績があった馬、という共通項。
年々増すタフな馬場設定の影響か、近年の当レースは、スピード指向の強い京都芝スプリント戦のイメージとは反する、いわゆる差し追い込み系の台頭、タフなスプリント戦への変貌が顕著で、その辺りのズレが、毎年の大波乱決着を助長するような傾向が垣間見える重賞競走。
尚、今年の京都芝も連日の降雨の影響なども含めて、近年の傾向通り、タフな馬場設定が顕著。
上がり時計を要し、波乱決着となった近２年のような競馬になる可能性も高いでしょうか。
その克明な詳細は、ピックアップを参照。
以上を踏まえて推奨馬は、ジョイフルです。
近２走連続で上がり最速の末脚をマークする馬柱。
前項の詳細通り、特に近年のシルクロードＳは、近走上がり上位の実績を持つ馬は有利。
血統構成は、キングズベスト×Street Cry。
父も母父もミスプロ系種牡馬。
こちらもピックアップの詳細通り、近年の当レースは、ミスプロ系の相性が抜群。
過去５年で馬券に絡んだ１５頭中１２頭は、父ミスプロ系。
特に直近３年は、馬券に絡んだ９頭中８頭が父ミスプロ系とイレグイ状態。
展開や馬場状態に左右される典型的な短距離指向の強い差し追い込み型で、まさにこの手のタイプが近年のシルクロードＳでは填まります。
ハッピーアワーは、２走前のスプリンターズＳで、上がり最速の末脚を計測。
ハービンジャー×ディープインパクトのイメージ通り、短距離馬としてはタフなキャラクターで、通常のスプリント重賞ではその重さの分、差し遅れるようなタイプ。
その重さが、近年のシルクロードＳではアドバンテージにもなり得ます。
ティーハーフは、昨年の当レース３着馬。
自身の勝ち鞍７勝中４勝が京都芝１２００ｍ戦という舞台巧者で、コース実績がモノを言う当レースでは常時警戒したいキャラクター。
およそ９ヶ月の休養明け初戦を叩かれた今回は、純粋に前走からの上積みも見込めます。
アウィルアウェイ、エイティーンガールなども、末脚実績のある当レース向きのタイプ。
逆に、上位人気も濃厚のモズスーパーフレアは、スピード一辺倒のキャラクターで、今回の競馬ではスタミナの絶対値、末脚の優位性で劣る可能性も。
【推奨馬】
ジョイフル
ハッピーアワー
ティーハーフ
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