ダート的な馬力指向も強い近年の府中牝馬S
【近5年傾向Pickup】
・近2走以内に上がり順位4番手以内の末脚の実績or前走G1レース出走馬(過去5年で馬券に絡んだ15頭中14頭が該当)
・近年は、前走で3コーナー5番手以内の先行競馬を経験している馬の期待値も高い(該当馬は直近5年で3勝、4年前は該当馬が11人気1着)
・近年は、芝1800m重賞実績馬も走る(近2年で馬券に絡んだ6頭中4頭が該当)
・キングマンボ、ボールドルーラー、ブライアンズタイム、ヴァイスリージェント系と、ダート的な馬力指向が強い血統馬が走る(該当馬は過去5年で3勝)
・ディープインパクト産駒、母父サンデーサイレンス等々、主流のサンデー系血統馬も、毎年例外なく走る(16年17は父サンデー系が3着内を独占、その前の3年間は母父サンデーサイレンスが3連勝、特にディープインパクト産駒or母父サンデーサイレンスは過去5年で8頭が馬券に)
【総括】
通常の良馬場であれば、高速馬場のスピード勝負になりやすく、前向きな気性や速い上がりを使える馬が有利になりやすい重賞競走。
特に近年は、近走の先行経験も有利になりやすい傾向も。
その傾向に伴い、スピードを持続する能力に長けた馬力血統馬などの期待値が高い点も当レースならでは。
具体的には、キングマンボ、ボールドルーラー、ブライアンズタイム、ヴァイスリージェント系といった、いわゆる米国のダート的な馬力指向が強い血統馬は、毎年のように激走を繰り返しています。
それら克明な詳細は、ピックアップを参照。
以上を踏まえて推奨馬は、レッドランディーニです。
前走のマーメイドS(G3)が上がり順位2番手の末脚で2着。
前項の詳細通り、近年の府中牝馬Sは、近走の末脚の実績を持つ馬は有利。
血統構成は、ディープインパクト×Mr. Greeley。
こちらも前項の詳細通り、父の産駒は毎年のように馬券に。
母父Mr. Greeleyは、米国ダートのスプリント重賞勝ち馬。
当種牡馬は、ダート短距離の最高峰のG1競走ブリーダーズCスプリント2着などの実績もある快速系。
通常馬場なら高速芝でダート的な持続力も問われる当レースでは、この母方の血も大きな強調材料。
カンタービレは、前走G1レース出走のディープインパクト産駒。
芝1800m重賞2勝の実績馬。
ピックアップの詳細通り近年の府中牝馬Sは、同じ1800mの重賞実績馬の相性も抜群。
こちらもディープインパクト産駒のオールフォーラヴは、母レディアルバローザ、叔母キャトルフィーユ、エンジェルフェイスが芝1800m重賞勝ち馬という、典型的な非根幹巧者の一族。
牝系の特性を踏まえれば、1600m重賞大敗の前走から変わり身の可能性は秘めいています。
ジョディーは、スプリント、スピード指向の強いダイワメジャーの産駒。
血統的なイメージ通り、積極的に先手を主張するタイプで、近走先行経験馬の期待値が高い近年の当レースのコンセプトに合致する1頭。
前走が海外G1レース出走の馬柱も強調材料。
上位人気が想定されるプリモシーン、ラッキーライラックは、ともに父が主要のサンデー系種牡馬で、母方がスピード牝系。
既にどちらも高速芝の重賞実績を持っていますが、これといった減点材料は無いでしょうか。
大穴は、エイシンティンクル。
全兄エイシンヒカリと同様にスピードを全面に押し出すタイプで、高速芝に対する適性は抜群。
近2走はタフで時計を要する洋芝馬場。人気薄の立場で楽に先行できれば大駆けも。
【推奨馬】
レッドランディーニ
カンタービレ
オールフォーラヴ
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